自然栽培の”自然”が意味するものは

私たち一家農園が育てるものは、現在、ほとんどが葡萄ですが、りんごと桃が少量あります。
それらを農薬や肥料に頼らず、作物が本来持っている力を引き出す『自然栽培』で育てています。

この”自然”と聞くと、「何もしない」「手をかけない」などの意味を連想して、
「放置する栽培」と思われるかもしれません。
ですが、私たちが意図する自然とは、「自然をヒントに手を掛ける」というのものです。

・土壌内の自然をヒントにそれを再現するために手を掛ける。
・自然の中と同じように、微生物、虫、雑草の多様性を再現するように畑を作る。
・作物の原産地や原種の自生地の環境を再現するような栽培。

植物は、単体で育つことはとても困難です。土壌を見れば、数多の微生物と共生関係を築き、他の作物とも微生物を介して栄養をやり取りしていることもわかり始めています。
花粉を運ぶ蜂をはじめ、食害する虫を避けるために肉食の虫を味方につけるなど、虫たちとも共生関係を構築しています。

これらを無視して栽培することは、何かが偏ってしまうため、それを補うために他の手段を用います。

その結果が”農薬や肥料”なのだと思います。
農薬や肥料を使う栽培が素晴らしく確立したため、それが普通になった農業ですが、
本来の自然の力を借りることができれば、農業をするのにもそれがら必要なくなるとと考えています。

『自然のままにする』ではなく、『自然をヒントに積極的に手をかける』のが自然栽培です。

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